新しいバイスで毛鉤を巻いてみた!

渓逍

2015年06月01日 15:03


アンビル・アペックスバイスです。

部品全部です。


二通りの取り付けが可能です。ハンドルを緩めると毛鉤が上下反対になり、ヘッドセメントやハックルのトリミングが楽になります。
多少コスト的に掛かりますが、此のバイスはそれでも他のものに比べればコスパは高いと思います。



因みに、数十年使用してきたバイスです。インド製ですかね?
シンプルな機構です。高さの調節とフックを挟むだけですが、その分故障等は一切有りません。
ビギナーには最適と思います。今でも販売はしているみたいです。購入したのは、当時立川のフライショップ、ライズリングと言いました。
価格は2,550円でした。今は、同じものが半値ぐらいで購入できます。(ショップは現在有りません)


数あるフックから3つを選択しました。


バーブを潰します。本来はBLを使用します。

下巻は、アイから2~3㎜後方から密に巻き始めます。上に伸ばしたスレッドをガイドにして巻くと綺麗に巻けます。理由はヘッドが頭でっかちに成らないようにするため。
見た目もスマートで、バランスも良くなります。

ハックルはグリズリー、ボディーはコンドルです。

下巻は、シャンクの終わりまで巻きます。


ボディー材の選択です。長い物を2~3本選びます。

下巻を始めた処まで巻きます。スレッドで止めて余分はカットします。

ハックルを巻きます。根元を少し取ります。ハックルの毛の長さはポイント(針先)が隠れる位がバランス的に良いと思います。


ヘッドの処理は、ニードル(ハーフヒッチャー付)、ウィップフィ二ッシャー、ボールペンの先っぽで処理。
尚、接着剤はヘッドセメントです。瞬間接着剤は乾いた跡が綺麗ではなく、又、修正も難しいです。



同じ要領で巻いたアントタイプです。ハックル、ボディー、自分で選んで巻く楽しさ、それに思いを馳せる毛鉤巻きは楽しいですね、此れはパイロット毛鉤で良く使います、蟻は何処へ行っても生息していますので。

おまけです。私は、ラインと(勿論テーパーラインです。)ハリスの結びはネイルノットです。
ハリスは矢引が1号であれば後の半分は0.8号、矢引が8号であればあとの半分は0.6号としています。
これにより、蛇口から毛鉤までテーパーとなりポイントへの振り込みがスムーズに出来ます。
例を申し上げますと、TTCで60㎝の虹鱒が掛かった時も異常は無し。写真では「より糸同士」とありますが、ハリスでも大丈夫です。結び方はライン、ハリス、毛鉤、と色々
有りますが自分の遣り易いのがベストと思います。私は老眼が進み簡単で確実な結び方を選んでいます。
皆さんは御自分の合った結び方で良いと思います。尚、写真は上州屋さんから無料で頂いた「釣り専科」
からの抜粋です。「ひとひろ」とは?自分の両手を広げて、薬指の先端の長さ、矢引とは?その半分です。
何故「矢引」と言うか読んで字のごとく弓道から来ていると思います。



























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